日本人男性×中国人女性 ~ご夫婦にインタビュー~

今回は中国人女性と国際結婚をされた日本人男性お二人にお話をお伺いしました。



東京在住S様

中国人女性と国際結婚3年目。

2019年の9月に第一子が誕生し、家族3人・日本で生活をおくっている。

妻とは日本の大手ITメーカーの同期として出会い、出会って3年目に結婚。

妻は高校卒業後に来日し、2年間は日本語学校に通い、3年目に日本の一流私立大学へ入学。日本在住は11年目。


中国人女性×日本人男性~国際結婚~

中国人の妻と結婚して良かったこと

稼ぐチカラがある
中国はここ10年ほどで急激な成長をし、今では日本を超えるGDPを叩き出す経済大国となりました。特に妻の出身地である上海は経済成長が著しく、性別に関わらずバリバリ働く人が多い印象です。また、妻のように日本へきて留学→就職をしているようなアグレッシブな女性は、キャリアウーマンとして活躍したいと考える傾向が特に強いのだと思います。そのような方は勉強熱心で、語学も堪能であることが多いので、職場でも重宝されることが多いです。

お互いに知らない世界を共有できる
私は中国に住んだことがないので、中国については知らないことがたくさんあります。「中国の学生生活はどんな感じ?」「中国で流行のファッションはなに?」「中国人から見た日本の印象は?」など、日本に住んでいるだけでは知り得ないようなことを妻から聞くことができます。中国の定番料理を家庭で作ってくれることもあり、自宅で本場の中国料理を楽しむこともできます。10年以上日本に住んでいる妻であっても、日本の文化や言葉で知らないことはたくさんあります。そのような言葉や文化をお互いに教えあうことで、多角的に世の中を見ることができるようになるのは大きなメリットだと思います。

結婚生活が始まって驚いたこと

濃厚な親戚付き合い
中国では昔から親族を大切にする文化があります。もちろん、日本だって親族を大切にしないわけではありませんが、日頃から交流をするのは従兄弟くらいまでではないでしょうか。私が驚いたのは、中国で開催した結婚式。日本の結婚式だと、親族を呼ぶとしても祖父母や従兄弟を合わせて新郎新婦それぞれ8~10人くらいですよね?中国の結婚式では、なんと新婦だけで30人ほどの親戚が集まり、中国の親戚ネットワークの強さを感じました。ちなみに、中国の結婚式の参列者数は夫:10人、妻:70人という形になったので、中国人同士の結婚式が盛大になるというのも納得です。

国際結婚だから気を付けること

価値観の違いを楽しむ
日本人同士での結婚ですら、価値観の違いは生じやすいです。日本人と中国人の結婚であれば、尚更発生しやすいのは想像に難くないですよね。たとえば、親戚との付き合い方や食事、お金や住居、子どもの教育方針等、いろんなところで価値観の違いは発生します。そのような違いが発生したときに日本の価値観を押し付けるのではなく、「中国ではそうなんだ!面白いね!」とお互いに歩み寄ることができれば、価値観の違いはむしろメリットにもなり得ます。「違うからこそ学びがある、楽しい」そういう精神で生活をすることができれば、結婚生活が楽しくなることは間違いなしです。

家庭の方針はしっかり話し合う
価値観の違いを楽しむとは言え、家庭の運営方針はしっかり話し合ってお互いの納得ができるようなポリシーを決めておくことは重要です。「将来的にどのような家庭を作っていきたいのか」をしっかりと”ふたりで”考えて、お互いに気持ちの良い生活を送りましょう。

中国人女性と結婚されて20年目の東京都在住M様からの国際結婚についてのメッセージをご紹介いたします。


中国人女性と日本人女性の違い

日本人女性と中国人女性の一般的な相違とその傾向、考え方の違い

まずは、中国人女性の性格や日本人女性の違いについて、二十年間中国人妻と結婚生活をつづけて来た感想と彼女の親戚、友人達から学んだ中国女性の特徴からお話ししていきましょう。
一言で言うならば、中国人女性は、多分年齢のいかんに拘わらず世界で一番逆境に強い人々の一人であると断言してもよい経済観念、適用力、精神力、そして行動力を持っております。
ですから、日本人女性のように安易に他人に妥協したり、迎合したり致しません、最後まで自己主張を貫き、特に利害関係につては顕著です。
しかし、あなたが中国人女性と結婚し親族関係、家族関係ができたならば、結婚した本人は元より、あなたの両親、兄弟、親類一同、友人までも心より親身になって尽くし、また、フレンドリーに接してくれるでしょう。
また、あなたが結婚相手の実家に行けば、その両親は元より親戚一同、また中国人の友人達も心より歓迎してくれるのに間違いはありません。
このことは、日本では戦後失われてしまった家族、親族関係の絆が中国本土の中国人をはじめとして、世界中に昔から移民していた華僑の社会でも、社会の基本単位である家族中心に、その友人(朋友)そしてその拡大社会(擬制的家族社会)としての中華街を形成し、中国人的思考、伝統、文化を継承し続けているように思われます。
一見、中国人は頑固で他の国の文化、習慣に同化してくれないという印象をお持ちの方がいるかもしれませんが、そんな事はありません。
要は、中国人をはじめとして、日本以外の他の国々の人に「日本に来たのならば日本人のように振る舞え、日本人のような考え方になれ」と言う年配の人が時々おりますがそもそも、ものの考え方、生活、習慣、文化、また国の政治体制等が全く異なる外国人に日本人になれと強要することは、どだい無理ですし言ってはならない禁句です。
近年、中国人観光客、ユーロ各国、アメリカ大陸、中東、東南アジア、等々世界各国から多くの観光客が来日し、その治安の良さ、食事の旨さ、日本人の誠実さ、街の綺麗さ等々、日本が世界に誇れる良さに驚嘆し、居心地の良さをネット配信などで発信してくれております。
つまり、日本に来た外国人観光客だろうが、日本人と結婚し日本に定住した外国人だろうが、日本の良さを実感してくれれば、自ずと良い意味で日本の社会に同化し、理解してくれるので全く国際結婚の支障になりませんし、特に中国人女性は、あなたの両等年配者への尊敬とその配慮では、日本人以上に誠意と真心を持って接してくれます。
勿論、日本人の方も相手方の生活様式、習慣、ものの考え方を理解し、尊重してあげることが大前提となりますが、家族を一番に考えていることが中国女性の特徴です。

二十年間連れ添った中国人妻との具体的なエピソード

・中国人全般に言えることとして、善かれと思った事、経済的利益追求に対して全く労を惜しまない行動力がある点

私の中国人妻は、毎日のように数キロ離れた数件のスーパーマーケットへ自転車で買い物に行き安く気に入った物があると、大量の自転車に積みきれない程の買い物をしてきます。ところで「爆買」などと言う言葉がありますが、空港などでよく見かける中国人がどう考えても一人では持ちきれない大量の荷物を運んでいる光景を見ますが、私の妻も中国に帰省する際には、中身の重いスーツケースを二つとボストンバッグ、そして大きな中身の詰まったショルダーバッグ一つを当たり前のように運んでいく姿には、驚かされます、若いころ中程度のボストンバッグ一つで二・三カ月間ヨーロッパ旅行をして来た私には、とても信じられない努力と根性があるなと感心させられます。

・敬老の精神が日本人、特に私などより数倍も勝っている

同じマンションの別の部屋に住む一人住まいの九十歳になる私の母の食事やら買い物健康等の面倒を好く見てくれるので大変感謝しております、兎角、嫁、姑の確執が問題になる家が多い中、私の家庭では毎日極めて順調で楽しい親子関係が築けております。

・中国人に限ったことではないが、外国人であるためか、日本の良さを日本人以上に理解している。特に私の妻は日本の皇室の大ファンである

多くの外国人と同じようにメイドインジャパンの商品が大好きであり、信頼を置いております。肉・魚・野菜・そして菓子類なども「やっぱり、国産が美味しく、安全だと」言ってはなるべく選別して国産品を買い求めています。きんぴら、なます、おでん、鍋料理等、代表的な日本の家庭料理もよく創るし、納豆なんかも大好きです。
勿論、中華料理も得意です、旨い物に垣根はないそのような柔軟性は他の外国人にもあると思われますので食文化の違いは国際結婚のハードルには全くならないと思います。
時折、同じマンションに住む中国人の友人から中華料理やら土産物がよく届くのも昨今のマンション住まいのチョット冷たい人間関係からすると、気持ちが和むのも良い点だと思っております。
どういう理由だかは、ハッキリとは判りませんが、私の中国人妻は、日本の象徴である天皇家の大ファンなのです。
毎週、テレビで放映されている皇室の番組を録画までして、それを幾度となく興味深く視ております。
反日国家の国民だからと言って反日であると決めつける人もおりますが、それは、早急で、短絡的思考そのものです。

最後に

今日まで妻との関係で知り合った中国の人達は、皆極めて親切でフレンドリーな方々ばかりでした、このことは断言できます。
もし、あなたが中国女性と結婚したのならば、最初に述べたように、特に中国人女性は、世界で最も逞しく、逆境に強い人々だと思われます、相互に思いやりと愛情をもって結婚生活を送っているならば、長い人生経済的問題やその他多くの問題が起こる場合きっとあなたを助けてくれる良い妻になってくれるでしょう。
それも、家族を一番大切にする国民性だからと言っても過言ではないと言い切れます。れからあなたが交際を考えたり結婚をするベトナム人女性は、日本で不自由なく生活していくためには今以上に努力が必要な状況だと思います。例えば日本語能力ですが日系企業でオフィスワーカーをするには日本語能力検定N1、工場作業でもN2が必要と言われています。日本語能力検定は日本人がよく受ける英検1級に合格するようなレベルだとイメージしてください。かなりハードルが高いです。そのため一緒に努力したり教え合うような環境で生活する必要があります。そんな彼女の熱量を感じたら、あなたも何か成し遂げてみたいという気持ちになりませんか?
2人で頑張れば、ちょっと難しいことでも乗り越えることができます。何事にも前向きに取り組み5年後、10年後の未来を夢見て、一歩一歩成長させてくれるのがベトナム人女性だと思います。